緊急事態宣言が長くなればなるほど、管理組合で心配しなくてはならない事。
それは
管理費と修繕積立金
今まで、きちんと支払えてた方が、支払い困難、又は延滞する可能性があるということです。日本中が、このような状態です。お仕事によっては収入が減る、最悪には職を失う…
管理費・修繕積立金が滞納になる原因の例を上げてみます。
- うっかりなどの理由で預貯金口座の残高が不足
- 経済的な理由により支払うことができない
- 本人が破産等により滞納となっている
- 本人が死亡し、相続人が不明で請求できない
- 支払い方法が面倒などの理由で後回しになる
- 管理組合や管理会社への不満を理由に払わない
今回のコロナウイルスの影響で滞納者が出るとすると、2.3番が主な理由となりそうですよね。
では、管理組合としてはどう対応していくことが考えれるでしょう。
- 現状のままの規約で、支払いを督促する
- 事態に対応できるように規約を一部改正する
大きく分けて考えるとこんな感じになります。
皆さん大変な中とは思いますが、管理費や修繕積立金を安易に消滅したりすると、元に戻すことは大変です。そもそも、どの時点をもって「正常時」かという判断も難しいことを理解したうえで、対応については慎重に考えましょう。
今回に限らず、滞納を防いでいく管理組合として行えることの一つに「滞納を予防」する事が重要になってきます。
では、今できることは?
「行政を始め様々な助成金や融資制度の情報をあつめて、お伝えする。」
ご高齢者や、情報を自ら集めることが「苦手」な方もいらっしゃいます。そんな方も同じマンションの共同経営者。
「情報を共有」できれば、一緒に一つ屋根の下、集まって住むことの「強味」になりませんか?
そんな対応ができる管理組合の運営は、居住者を大切にすることと、建物を管理をしているとい事になっていきますよね。
「コロナウイルス災害に対する管理組合として考えて形にする」事が資産価値が高いマンションならば、この「お金」の事もしっかりと、管理組合で話しておく必要がありそうです。