震災などと違う、人と人とが接してはいけない災害と向き合う
2020年3月29日
最後に理事会を終えてから、世の中の状況が一転。感染者数の増加。開催することへの不安が頭によぎります。
そこで、前日に再度出席予定の皆様に理事会からお便りを配布することに。 くれぐれもご無理なさらないで欲しいこと。 それでも出席される場合は、マスクを忘れないで欲しいこと。
この最後の呼びかけで、数名の方が変更されましたが、それでも1/3の方が出席してくださいました。
事前打ち合わせ通り、各自持参いただいた椅子を間隔をあけて座っていただく誘導や、窓・扉を全開にするなど、やれることは全てやっての開催。
粛々と進行し、終わってみれば、全議案異議なしの可決。さらに、この管理組合では毎年総会時に「安全カード」という、災害時の安否確認と連絡用の情報を提出してもらっていますが、そちらも100%回収ができまた。
理事会として、これほど嬉しい瞬間はないですよね。
最後には、新役員から退任の方にお礼を込めた花束贈呈のバトンタッチで終えます。これで皆さんが、笑顔でまた次の期を迎えることができました。(※その後、コロナウイルスに感染した方も出ず現在に至っているそうです)
この管理組合が非常事態にも関わらすなぜ、うまく通常総会を終えれたのでしょう
何か特別なことをしたわけでもなく、特別権力がある人がいるわけでもありません。一つ一つを粛々と長年に渡り理事会の仕事を引き継いで運営を進めてきただけのようですよ。この3つの内容を理解することで。
- 管理組合の運営理念
- 自分たちの管理規約
- 管理会社さんとの委託契約
また、通常総会は、
- 事業報告と予定をおつたえしする場
- 役員をひきうけてくださった方々に感謝をする場
そんな考えが今回の非常事態をも乗り越えさせてくれたのかもしれません。
しかし、これはあくまでも一例。管理組合も十人十色です。それぞれが、どんな選択肢を選ぼうとも間違いなどありません。大切なのは、そこに至るまでの「過程」。是非、気持ちよく理事を務めて運営出来る理事会が増えますことを願っております。