マンションの管理組合の運営にも参考になる、地域の自主防災
今年は自主防災を運営している地域の皆様とご一緒させていただく機会をいくつか頂戴しました。「トイレとゴミ」から考えるお話をさせていただいたり、一緒に自主防災委員の定例会議に毎月ご一緒させていただいたり。
マンションの管理組合とは違う「人と人とのかかわり方」の中、災害に対するい意識を自治会会員はもちろん、自治会に属さない方までに伝えていくこと、何かを決めていくことの(意思決定)難しさ。これらは防災に限らずなんとも奥深い悩み。
管理組合の区分所有者のように「○○マンション=自分の住む家=自分の資産」ではなく、管理運営に務めなくてはならない義務がそもそもないですものね。想像しただけでも課題の多さに気が遠くなります…
様々な生活様式で、様々な家族構成…マンションという集合住宅だけでなく、どこで暮らすとしても考え方は一つではないですよね。だから答えもそれぞれ。
共通点といば「今、この土地・まちに生きていること」
非常時の中ではその場にいる人たちで問題を吸い上げ解決策を考え、実行していくなくてはならない場面の繰り返し。災害時・非常事態こそ、そこにいる人、暮らして行く人同士で合意形成していかなくてはならないですよね。
ここは、管理組合と通ずるところではないかしら?
「日頃から関わたくないから分譲マンションに住んでいるの。挨拶?必要かしら?」
そんな思いの人同士の関係で、平常時から他人任せで過ごしていて、最悪の状況と気持ちの時に果たしてそれぞれの言葉に素直に耳を傾けながら話し合いができるのでしょうか…
「うちは管理会社さんがしっかりしているから、なんでもお任せでいいのよ。理事会の役員が考えるの大変でしょ。お便りでもなんでも全部考えて作ってもらった方が楽。なんでもおねがいして管理してもらうのが管理会社よね」
なんていうセリフも聞こえてきます。
でもそれって、責任放棄してないかしら?
○○マンションは一体だれのもの??
そんな疑問が生まれてきませんか?
分譲マンションでは「災害グッズ」を揃えたり、家族だけの備えができていたとしても、災害の状況によっては暮せなくなってしまうかもしれませんね。
続く…
ちょと( ..)φメモメモ
地域の自主防災会の運営がうまくいっているところの共通点
- 今までの取り組みをただ変えるのではなく、敬意をもってきちんと引き継ぐべきことは引継ぎ「よりよく広める」ことが共通認識になっている
- 緩やかだけど、地元の色んな人と繋がっている
- トップダウンだけだなく、それぞれの力を発揮でき助け合う土壌がある
- 女性も自治会の役員や、自主防災に参加してアイデアを出している 等々