第2回マンションの災害を考える交流会in静岡 その2

2020年2月24日

【その2】
1部
   小規模のマンションや、自治会を持たない又は自治会加入者の少ない
   管理組合様向け。自治会を持たず管理組合の中で自主防災組織を作り
   無理せず緩やかな繋がりで取り組み、理事会をサポートしている管理組合
   の事例。
2部
   分譲マンション居住者の皆様に、お勧めの携帯トイレの話と、
   マンボ-プロ ジェクトについて。

日時:2020年㋁24日(祝月) 10:00~12:00

場所:静岡県総合福祉会館「シズウェル」602会議室

参加者:10名(新型コロナウイルスの為参加者限定)

講話1部: 坂井誠仁氏
    ・BELISTA横浜管理組合 自主防災委員会 委員長
    ・マンション管理士
    ・マンション防災認定管理者
    ・防災ファシリテーター 
    ・my減災マップマイスター
講話2部:濱田晴子
    ・マンボ-プロジェクト リーダー
    ・サーパス草薙運動場前 管理組合理事長
    ・「家族で携帯トイレ1週間 体験」をもとに、
     マンションでの「トイレ」 について考えてもらう場
     づくりを!の語り部  

管理組合の他に、地域防災にご尽力されている方、管理会社様と、様々な方がご参加くださいました。 第1部では、歴BOWエクスプローラである「歴史と災害」をご趣味にお持ちの坂井氏らしい切り口、「地形と歴史から考える災害対策話し」から始まりました。少し固い「規約」の話だけでない「場」をご提供するのが、Wooマンボ-プロジェクトの特徴であります。

第1部の後、休憩時にお菓子と飲み物を囲んでの雑談で、参加者の皆さま同士の会話が弾んでいたのが印象的でした。

また、参加者の皆さまが片付けをお手伝下さりスムーズに片付けが出来ました。ありがとうございました。

「災害時は、みんなが被災者、誰もがボランティア」

今日のような雰囲気を理事会に管理組合にお持ち帰りいただけると、きっと管理組合の運営も、防災・備災への取組も楽しくできるのではないでしょうか。

コロナウイルスの問題はこれから。その1 管理組合が考えるべきお金のこと

緊急事態宣言が長くなればなるほど、管理組合で心配しなくてはならない事。

それは

管理費と修繕積立金

今まで、きちんと支払えてた方が、支払い困難、又は延滞する可能性があるということです。日本中が、このような状態です。お仕事によっては収入が減る、最悪には職を失う…

管理費・修繕積立金が滞納になる原因の例を上げてみます。

  1. うっかりなどの理由で預貯金口座の残高が不足
  2. 経済的な理由により支払うことができない
  3. 本人が破産等により滞納となっている
  4. 本人が死亡し、相続人が不明で請求できない
  5. 支払い方法が面倒などの理由で後回しになる
  6. 管理組合や管理会社への不満を理由に払わない

今回のコロナウイルスの影響で滞納者が出るとすると、2.3番が主な理由となりそうですよね。

では、管理組合としてはどう対応していくことが考えれるでしょう。

  1. 現状のままの規約で、支払いを督促する
  2. 事態に対応できるように規約を一部改正する

大きく分けて考えるとこんな感じになります。

皆さん大変な中とは思いますが、管理費や修繕積立金を安易に消滅したりすると、元に戻すことは大変です。そもそも、どの時点をもって「正常時」かという判断も難しいことを理解したうえで、対応については慎重に考えましょう。

今回に限らず、滞納を防いでいく管理組合として行えることの一つに「滞納を予防」する事が重要になってきます。

では、今できることは?

行政を始め様々な助成金や融資制度の情報をあつめて、お伝えする。

ご高齢者や、情報を自ら集めることが「苦手」な方もいらっしゃいます。そんな方も同じマンションの共同経営者。

「情報を共有」できれば、一緒に一つ屋根の下、集まって住むことの「強味」になりませんか?

そんな対応ができる管理組合の運営は、居住者を大切にすることと、建物を管理をしているとい事になっていきますよね。

「コロナウイルス災害に対する管理組合として考えて形にする」事が資産価値が高いマンションならば、この「お金」の事もしっかりと、管理組合で話しておく必要がありそうです。

管理組合が最低限できることをしっかりと

朝の人気情報番組TBS放送 朝チャンで、分譲マンションにおける「コロナウイルスの対策」をわかりやすく、簡潔にまとめてありましたのでご紹介させていただきます。YouTubeでご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=xoAafZLuK9o   (7:25~7:32の時間帯になります)。

マンボープロジェクトで今までお伝えしてきた内容と重複しますが、ポイントをまとめてみました。参考にしていただき理事会内での「意見のキャッチボール」の材料に、居住者様、管理会社との「対策等についての共有」に役立てていただけると嬉しいです。

分譲マンションは住民の共用物(住民=管理組合)になります。よって「考え・、話し合い・まとめ・行動する」のは管理組合理事会。

感染者が出た場合の消毒作業:保健所・管理会社は行わない

マンションの管理業務:管理会社の職員の感染を防ぐ為に管理業務から一時手を引く(管理員の撤退も)

消毒業者の手配:管理会社が出来ない可能性もある(その責務はない)

         ⇩

感染者が出た場合の消毒作業の手配は管理組合費で手配を。

日常清掃、ゴミの収集に関する対策は、管理組合で。

部屋を出たらそこは外出先。共用部にはもうウイルスが付着していると思って行動を。

密室となるエレベーター内に換気システムがあるならば動かして空気を循環させてください。コロナウイルス感染予防に関係なく、日頃から運転させておくことをお勧めします。インフルエンザ予防にもなるので。

自分たちの身を守る為の啓発を!(公的チラシなどを有効活用など)

感染予防の基本の確認をお伝えすることも
大切なことですね。

ハードルは低く、最低限できることをしっかり話し合っておく

コロナウイルスだけでなく、様々な災害に対しても同じ事が言えますね。

マンション・ラボ第2回マンション暮らしの防災あれこれ LIVEPORTAL に出演

2019年12月4日 

Live Portalマンション・ラボ LIVE第2弾企画「マンション暮らしの防災あれこれ

ブリリアみなとみらい ブリリアみらいコミュニティ会長 松本道雄さん

一般社団法人減災ラボ理事   パークシティ溝の口自治会長  山本美賢さん

マンボーちゃんこと サーパス草薙運動場前管理組合・理事長 濱田晴子

そして、マンション・ラボから、伊藤鳴さん

3人でトリオを組んでのマンション防災話やあるある話まで軽やかにお届けしました。

進行役は『紗ら+』の店主 長尾純平さん

こちらから聞くことができます。  https://liveportal.jp/shops/1/live/65

震災もコロナウイルス災害も「ゴミ」の問題は重要な備えポイント

マンションライフの良いところって、

「ゴミ袋に入れて出すだけ。後はゴミ収集所まで運んでそこのお掃除もしてくれる。」

なんて便利なシステムでしょう!

これは、誰かが自分の代わりにしてくれるから成立すること。

この『代わり』がいなくなったらどうなるのでしょう。

答えは簡単。自分でゴミ収集所まで出しにいって、回収後に収集所を掃除するだけ。

ただそれだけ。

でも集まって暮らしてるマンションのゴミ収集所は、皆さんで使うもの。

ゴミ出しは各自でできますが、誰が掃除するのでしょう???

うん?それ以前に、

災害時にゴミの回収に来てもらえるのでしょうか?

過去の大震災では、震災後の悩みの大きなものの一つに

「ゴミの出し方、収集場所の確保と管理」

が大問題になっていたのです。

震災の時は、家財などの粗大ごみも多く出され、収集所が山のようになり、

収集所以外に出す人が出てきました。

そのうち、近隣の方もそのゴミ山に捨てていく…。

普段のゴミ出しでも、

     匂い・水漏れ・分別がされてない

そんな、ゴミ出しルールが守られていないと問題になっていませんか?

普段から守られないものは、災害時は尚の事守られない。

そう思っておく方がよさそうです。

そしてゴミの量

例えば、100戸の家庭が、45Lのゴミ袋を週2回で2袋 

  100×2=200袋

これが2週間回収されないと

  200×2=400袋

400袋!!収集所に収まるでしょうか?

ゴミの量を減らしたい…そう思っちやいますよね。

今、コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為に「外出自粛」が続いています。

家から出るゴミは、今まで以上になっていませんか。

そのゴミの中には「感染予防」に使った

マスク・手袋…ウイルスが付着しているもの可能性があるもの

そのまま無防備に捨てていませんか?

敷地の収集所は管理組合が管理するところです

いつも問題になっていることは、このような事態に無くなるものではなく、

むしろより悲惨な状況になりかねない事を、管理組合としても理解し、

①普段から守っていて欲しいこと

②災害時には、回収車が来るまでどこに、どのように収集し、誰が管理するのか

最低、この2点は理事会で話し合い、居住者の皆さまに「共通認識」としておくことが大事ではないでしょうか。

更に…トイレの水が流せない場合は、

「携帯トイレ」を使用したとしても、その汚物ゴミをどのように出すのか。

生的観点からも考え是非とも一度、話し合っておいて損ではないのでは?

マンボープロジェクトの「トイレのお話」では、この部分を考えていただけると

嬉しいなと思いお話させていただいています。

被災しているからこそ・・・仙台レポート その2

2019年7月21日

  トイレの事は管理組合と各世帯で

Wooマンボープロジェクトのサポートをしてくださっています、

NPO法人東北マンション管理組合連合会 常任理事の小島浩明氏自身の

マンション びゅうパルク南仙台 様の防災倶楽部のミューティングにて

「分譲マンションにおけるトイレについて」

僭越ながらお話をさせていただきました。

びゅうバルク南仙台様は、仙台市のすすめる【杜の都 防災力向上マンション】

五つ星を頂いている、マンション防災トップクラスの管理組合様です。

     管理組合と自治会 そして災害対策本部

管理組合の災害に対するフォローを災害対策本部が担い、

自治会、近隣自治会とのパイプ役をすることでうまくまとめてらっしゃています。

そんなマンション防災パイオニアの管理組合様だからこその今回の企画

「トイレと排水を考える」にお招きいただきました。

東日本大震災では、トイレが使えた…

正確には、使えた地域と、使えないのに使ってしまっていた地域がありました。

このことにより「トイレは何とかなる」「流してしまえば問題ない」

そう思われてる方が多くいいらっしゃる事になってしまったそうです。

災害を体験したからこそ言える「何とかなるさ」なんだともおもいました。

   確かに何とかなるかもしれない。

   でもね、次は何とかならないかもしれない

だから今、再度考えて備えておきたい

災害に対する備えに完成は無いのです

そんな防災大先輩の管理組合の皆さまに、マンボープロジェクトとしてお伝えできるの

は、実際に「携帯トイレだけで1週間を過ごして気がついた事をお伝えすること」

    こういう選択があり、こんな問題がありそう。

     参加されてた、老若男女問わず皆さまから

「考えもしなかったことばかりだ」

「携帯トイレは、各戸で備えておく方が安心ですね」

「管理組合として考えて、事前にルール決めは必須だな」

「女性にも参加していただき、一緒に考える必要がありますね」等々

参加者全員が【自分ごと】となった瞬間です。

      嬉しい

今回のように、きっかけをの場を作るお手伝いをさせていただいくのが、

wooマンボ-プロジェクトのお役目だと考えています。

びゅうパルク南仙台の皆さま、貴重な震災体験談と、備えのお話しを

お聞かせいただき、ありがとうございました。

また、「まちづくり活動賞受賞」おめでとうございます!!

お祝いの席で頂きました「マンボウのお刺身」は絶品でした。東北のお酒と

とても合う。皆様のチームワークの素晴らしさにただただ感動するばかりでした。

  

被災しているからこそ・・・仙台レポート その1

2019年7月21日

        備えていても・・・

        備えていたから・・・

マンションの管理組合としての防災・備災は、管理組合自身がしっかりと考え行動し、

管理会社、マンション管理士というパートナーと共に事前に備えておくことです。

そして行政が日頃から分譲マンションというものをご理解いただき、

一緒に備えをしていただく事が重要だと、教えてくださいました、

マンション管理ネットワークせんだい・みやぎさん主催の

「令和元年マンション管理基礎セミナー」に一年ぶりに参加してきました。

管理組合として、知っておきたいこと、理事として学んでほしいこと

そんな基礎を様々な工夫を凝らして学びの場を提供してくださいます。

今回も200人以上の方が参加していました。

【管理規約と会計の基礎】

   新理事さんにとっては、有難い学びの場

   既に理事経験者の皆さまには、復習の場

基礎がしっかり理解できていれば「ぶれない」基礎は大切ですね。

会場の後ろには、恒例の防災関係の資料などが展示され気軽に備えれる

グッズが人気となっています。

追記

今、未曽有のコロナウイルスという災害により、管理組合の理事会内では

手探り状態で追われていることと思います。 

備えていても、大震災の時は、想定外の事が多々あったとの事です。

「ウイルス」という災害は、日本で人々が分譲マンションに住むようになって

初めての災害ですもの。

今までの備えを活かしながら、新たな対応を生み出していくしかないですね。

大変ですが、管理組合同士で知恵を出し、交換し、共有することで乗り越えて

いきましょう!

   「共有する力の必要性」

を教えてくれたのもこの方々です。

  一般社団法人宮城県マンション管理士会の

    会長 髙橋悦子さん と 副会長 萩原孝次さん

    そして、マンション管理支援ネットワークの皆さま。ありがとうございます。

市長村、県を超えての連携があってこその復旧だと改めて痛感しました。

 ※  マンション管理支援ネットワークせんだい・みやぎ で検索👆してみてください

体験者が気づかせてくれたこと

2019年7月6日

日本全国に増え続ける分譲マンション・・・縦型長屋の共同管理の集合住宅。

この住まい方、初めて日本に登場してまだ63年あまり。

そりゃあー、まだまだ未知なわけでして。

でも、災害は数々体験してきていますよね。

なのに不思議です。

分譲マンションの防災・備災は、おいてきぼり。

どうしたら、多くの方(管理組合)に関心を持ってもらえるのだろう?

そんなことを考えていた時にチーム・トイレの自由 https://www.toilet.ne.jp  さんが

ご紹介くださった1冊のマンガから災害の体験を知るこで

【ただただ怖い】ではなく【事実を知ることで状況をイメージして備える】そんな

きっかけをくれました。

  『明日、地震がやってくる!』

  著者: 世鳥アスカ

  発行: 株式会社KADOKAWA

「明日、地震がやってくる!」より

3・11東日本大震災の時、著者の世鳥アスカさんは

千葉県浦安市のマンションにお住まいでした。

マンションで、ライフラインが止まるとどうなるのか・・・?

リアルに、でもユーモアたっぷりに書かれています。

残念ながら、分譲マンションの管理組合としての動きは

描かれていませんが・・・。

マンボープロジェクトとして「管理組合としての災害時のトイレ」

ここに力を入れて考える「2つのきっかけ」のうちの1つであります。

追伸:ご紹介させていただきまし本は、現在書店では販売されていません。チーム・トイレの自由さんのホームページhttps://www.toilet.ne.jpにてご購入されるかAmazo、Kindleなどで購入できます。

理事会を開催する?しない?事例をご紹介

コロナウイルスの感染に関する対策は、話し合ってますか?

3密ダメと言われてるし、コロナの感染が怖いから…

理事会の定例会をどうするか。考え方は色々でしょう。

新理事会が発足したばかりでなければ、継続議案は急ぐものでなければ

今、話し合わなくてももちろん大丈夫。

緊急のものがあっても、今まで顔を合わせて話し合ってきた理事会。

連絡文をLINEなどを使って共有することで、意見交換もできますよね。

しかし、オール新メンバーだったら・・・

状況は確実に違います。いくら、同じマンションに暮らしていても

いきなりの緊急事態の決断はできないですよね。

今回の「災害」コロナウイルスはまさにそれに値するものではないでしょうか。

先日ご紹介したとある理事会さんの今月の理事会をご紹介します。

防災に関しては、諮問委員会として防災委員がある管理組合。

防災委員は継続委員なので、毎年一からの活動ではありません。

輪番制の理事会にとっては、大変心強いサポーターです。

5月が総会であること、コロナウイルス対応について刻一刻と変わることから

普段は個室で開催しているのですが、ソーシャルディスタンスを保って、

通気性の良いエントランスで開催することを決定したそうです。

防災委員長はここで、「コロナウイルス対応報告、マンション内で今後発生した

場合今後の理事会の対応をどうするかを考えて欲しいとのお願い」をされた

そうです。

総会前は、最終審議、確認と理事会の皆さんは、いっぱいいっぱい。

こんな時に、管理組合の中で防災の事を専門で考え、即行動してくれる

諮問委員会の存在は、ほんと有難い!!

反対に、理事会は理事会。自治会が防災に取り組むんだー!

と言ってたマンションさんでは、こんな残念な話があります。

自治会=防災、 理事会は無関心っていう管理組合です。

自治会は、管理組合(区分所有者)でない方も参加しております。

管理規約のことを理解した上で自治会的、対応をして下されば

有難いのですが・・・

「管理規約」をわかったうえでしたら、

消毒をどうするか?

管理会社さんとの連携をどうするか? 等々

これは、自治会で決めれるものでも、対応できるものでもないことに

気付いてもらえるはず。

それでも、何らかの発信をしてくれれば、

もしもの時の、混乱を防げますが

「一切何も掲示もしないでほしい=騒ぎたてる、不安を煽る、村八分を作る」

という感情論だけで、危機管理対策をしない。残念ですよね。

「不安を煽らない、村八分しない為に何かしておきましょう!」のために

先手を打ちたいところなのに。

理事会として、もしもの時にどう対応するかも決めない。決めれない。

災害時は、マンション内の、様々な活動をしている方々が理事会を中心

それぞれの、組織を活かしてこそ、災害に対応が出来、

少しでも早い、マンション内でに生活復旧に繋がるんですよね。

どちらが、正しい!!ではなく、

自身が「最悪の事態」に、ご自身のマンションで、どんな問題が起こるか。

区分所有者の皆様は、区分所有者としての目線でも

一度考えてみる機会をコロナウイルスが与えてくれてるのかもしれませんね。

ラクして暮らす…は何もしない事??

分譲マンションを購入するとき、いろんな選択条件があるでしょうが

一番共通しているのは「ラクして暮らす」=「面倒な事はしなくて良い」

なのではないでしょうか?

「さあー、皆さんと一緒にこの建物と設備を維持管理していきましょ!」

なんて新築購入から考えている人は素晴らしい!!とマンボーちゃんでも思います。

大抵の方は…

なに言ってんの、管理会社さんが管理してくれるんだよ!!!ほら、

「委託管理会社/〇〇〇〇〇〇〇〇」って書いてあるでしょうが!

あー・・・錯覚しちゃいますよね。「委託管理会社」って言葉。

でも、よーくパンフレットや購入契約時の書類をみてみてみて。

その前に、大抵はこう記されてます。

「管理形態/区分所有者全員で管理組合を形成し、管理組合より管理へ委託」

そうなんです。管理会社さんは、区分所有者全員で、

委託契約をして、管理組合の運営のパートナーとして

サポートしてもらっているだけなんです。

賃貸マンションに住み、その借りているマンションのオーナーさんが管理する

のとは意味が違うんです。

「えっ?委託するんだから、ぜーんぶやってよね。って委託すればいいんじゃない?」

そーんな、美味しい話は無いですよね。

だって、このマンションは管理会社の財産じゃないんですもの。

「固定資産、誰が払ってるのかしら?」

区分所有者各々ですよね。

「当り前じゃないそんなこと」

そう思われた方は、きっと理事になればきちんと役目を果たし、

理事を退いても、理事会を運営する方々に感謝をし、協力をなさっていることでしょう。

主体はだれ?  区分所有者全員

どうしたいのかを考えるはだれ? 区分所有者全員

様々な価値観をまとめるのはだれ? 区分所有者全員

決定するのはだれ? 区分所有者全員

この「全員」ていうのが、難しい。面倒ですよね。

ご近所になるべく関わらず、自由気ままなライフスタイルで

誰かがやってくれる、そんな夢のような

ラクして暮らすはずが、何てことでしょう・・・

「いやいいや、意味わかんないわ」

そう思われた方は是非、ご自分のマンションの

管理に係る承認書

管理規約

使用細則

管理委託契約書

この4つに目を通してみてくださいね。更に

各種届出書

多種多様の方がいて価値観が違うのは当たり前ですよね。

だからこそ

ここよー、ここをぶれないで考えれば、あれこれ意見が交わされても

着地点がみえてくるように、作られてるものなんです。自分達の味方!

少しでもラクして暮らせるように

「難しく考えないで、暇つぶしにでも読んでみるか。」からでもいいんです。

そうするとね、必然と

お金から考える防災・備災

ここにたどりつくんです。

「コミュニティ」から考えなくても

分譲マンションの防災・備災を考えていくことはできるんです

管理組合の業務として規約に含まれているのですから。

コミュニティは、取り組んでいるうちに小さくても自然と「ほどよい距離感のコミュニティ」

が生まれてきます。

失敗に次ぐ失敗の中からから学び継続中のマンボーちゃんには

引き出しがたくさんあります(笑)

そんな、マンボーちゃんたちと一緒に考えていただけると

嬉しいです。    つづく。